ご挨拶|日本医師会 常任理事 笹本 洋一

新会員情報管理システム構築プロジェクト推進の任を受けております、笹本です。

現在 日本医師会で運用している会員情報管理システムは運用開始から7年が経過し、老朽化が問題となっていました。また、日本医師会館内でしか利用できないクローズドシステムであり、入会や異動・退会申請もご本人や郡市区等医師会事務局が紙で提出等を行い、受領した都道府県医師会事務局側でも手入力をするため、多大な時間やコストを要しておりました。さらに、本会内の業務システムとの連携におけるタイムラグやデータのばらつきなど、様々な問題を抱えていました。

本プロジェクトではクラウド型の共通システムを構築し提供することで、会員の手続き負担の軽減を図り、加えてデータの一元化や各業務システムとの連携強化を目指します。これによって、インターネット環境があれば、いつでもどこからでもご利用いただけるようになるとともに、会員の皆様の情報をより安全に保護することができるようになります。また、全国の医師会事務局におかれましても、業務フローの標準化や効率化、個別に管理システムを持つことで発生している管理コストの削減といったメリットが生まれます。

皆様のご意見やご要望を伺いながら、より良いシステムの実現を目指してまいります。
今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和5年12月
日本医師会 常任理事 笹本 洋一

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